スマートフォンで森に光を灯す

/ins  イグスンド社の今年のクリスマスカードは、細かいレーザーカットときらめく銀色の印刷で神秘的な森を表現したポップアップシャドーボックスです。カードを受け取った人はスマートフォンを使用して、美しいオーロラを思わせる巧みな光のショーを観ることができます。

テーマの「森に光を灯す」は、イグスンド社の主力製品であるInvercote(インバーコート)の原料となる木、そして持続可能な林業や繊維製品が気候変動を緩和する上で果たす重要な役割と関係しています。このコンセプトは、革新的なパッケージングおよびプリントソリューションにおいて40年以上の経験を持つ、Structural Graphics社のエリック・ハルチャン(Erik Hluchan)とエリン・ファッジ=スミス(Erin Fudge Smith)によって生み出されました。

イグスンド社のクリスマスカードは、同社の板紙であるInvercote(インバーコート)とIncada(インカダ)の無数の可能性を示すことによって、前年のカードを上回るものを作ろうとデザイナーが挑む年に1回の取り組みにもなっています。

「毎年、受け取った人の机の上や暖炉の飾り棚に置いてもらえるような魅力的なカードを作ることを目指しています。今年のカードについては、しばらくの間スマートフォンから離れてもらうことも意図しています」と、イグスンド社のカスタマーエクスペリエンスマネージャーであるジェシカ・トミラ(Jessica Tommila)は言います。「また、私たちがパッケージング業界のお客様や友人との長期的な関係をどれほど大切に思っているかを示したいと考えています」

米国コネチカット州エセックスに本社を置くStructural Graphics社は、あらゆる形態の板紙を使用して、ディメンショナルメール、物珍しさによって注目を引く双方向型のマーケティング製品、紙媒体とデジタル要素を融合させた興味をそそるデザインを開発しています。

「この仕事が決まった時に最初に思ったことは、イグスンド社のプロジェクトに取り組む機会を得ることができて、なんて幸運なのだろうということでした。同社はすでに非常に多くの素晴らしい作品を作り出していましたから」と、エリック・ハルチャンは言います。

ハルチャンのアイデアは、暗いシャドーボックスを下からスマートフォンで照らすことで美しいの森の風景を浮かび上がらせることでした。

「プロジェクトの環境テーマを考えると、板紙メーカーにとって森は当然の題材であるように思えたのです。紛れもなく、イグスンド社は森を守っていく立場でなければなりません」と語るハルチャンは、同僚のアートディレクターであるエリン・ファッジ=スミスと一緒にクリスマスカードの開発を続けました。

複雑な加工が必要なこのカードでは、板紙に多くのことが求められました。 形状を維持するのに十分な硬さを維持しつつ、不透明で折り目がきれいにつくものでなければならないのです。

ハルチャンによれば、板紙には高品質の印刷に対応できるという条件も必要でした。 そこで選んだのが、Invercote(インバーコート)Creato 350 g/m2です。「この紙はポップアップカードに向いています。立体的な造形物を作る上での高い要求に耐え得る能力があるのです」と、ハルチャンは言います。「その上、レーザーカットを含むさまざまな印刷処理にも対応可能です」

Invercote(インバーコート)Creatoは、パッケージング用とグラフィカルアプリケーション用の両方を意図して作られています。紙のどちらの面も、同様に美しく印刷できる特質を備えています。両面とも完全にコーティングされ、仕上げにシルクが施されています。漂白された主要繊維の頑丈な複数の層で構成されているため、金属繊維やリサイクル繊維を含む板紙や漂白された主要繊維の一層で構成された板紙と比較しても、強度や靭性に優れています。

イグスンド社の2019年のクリスマスカードの詳細は、Iggesund.com/myforestをご覧ください。

 

イグスンド社

イグスンド社は、国連グローバル・コンパクト・インデックスから世界で最も持続可能性のある企業100社に選ばれたスウェーデンの林業グループHolmenグループの傘下企業です。売上は5億ユーロ超で、主力製品であるインバーコートは世界100カ国以上で販売されています。インバーコートの他にもインカダというブランドファミリーを有し、どちらも、それぞれのセグメントでハイエンド製品として位置づけられています。また、エネルギー効率の向上と製造時の化石燃料による二酸化炭素排出量の削減のために、2010年以降3億8000万ユーロを超える費用を投資しています。

イグスンド社およびHolmenグループは、化石燃料による二酸化炭素排出量を全てカーボン・ディスクロージャー・プロジェクトに報告しています。この環境データは、グローバル・レポーティング・イニシアティブによって定められた最高レベルのサステナビリティ・レポーティング標準に準じた年次報告書において欠かせないパートです。イグスンド社は1685年に製鉄所として創業し、現在まで50年以上にわたって板紙の製造を行っています。工場はスウェーデン北部とイング英国北部の2カ所にあり、合わせて1500名の従業員が働いています。

お問い合わせ先

Jessica Tommila

jessica.tommila@holmen.com




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