三菱造船、新来島どっくが建造するLNG燃料自動車運搬船向けにLNG燃料ガス供給システム(FGSS)を納入

◆ LNG燃料で運航する自動車運搬船4隻向けに受注したFGSSのうち、2基目を8月末に納入完了
◆ 国内造船所向け納入済みFGSSは合計7基となり、現在の手持工事は19基

三菱重工グループの三菱造船株式会社(社長:北村 徹、本社:横浜市西区、以下、三菱造船)は、株式会社新来島どっく(本社:愛媛県今治市、以下、新来島どっく)が建造するLNG燃料自動車運搬船4隻向けに受注した舶用高圧式二元燃料エンジン向けのLNG(液化天然ガス)燃料ガス供給システム「FGSS(Fuel Gas Supply System)」(注)の2基目を8月末に納入しました。

本FGSSは、省スペースかつメンテナンス性に優れた機器モジュール設計によるカーゴスペースの最適設計、造船所での建造工程短縮、顧客の要望に応じてカスタマイズ可能な独自の制御装置の採用などにより、優れた操作性と安全性の両立に寄与する製品です。三菱造船は、新来島どっくグループにおいて建造され就航済みであるLNG燃料自動車運搬船2隻向けにFGSSを2020年から2022年にかけて納入しています。同社含め国内造船所からの受注台数は合計26基となり、うち7基が納入済みとなります。

三菱造船は、三菱重工グループが戦略的に取り組むエナジートランジションの一環として、LNG燃料船の建造に携わる顧客向けにFGSSを広く提供し、船舶の付加価値ならびに競争力を向上させます。また、LNG燃料船の普及によるGHG(温室効果ガス)削減の一助となることで、海洋システムインテグレーターとして海事業界における脱炭素化を推進し、カーボンニュートラル実現に尽力するとともに世界規模での環境負荷低減に貢献していきます。

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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