/ins. Holmen社の環境へのスマートな取り組みを評価 Apple社のCEO、ティム・クック（Tim Cook）氏は、ペーパーボード（板紙）の材料であるInvercote（インバーコート）の背後にある持続可能性への取り組みを深く理解するため、スウェーデンのイグスンド社の外にある森林を訪れました。製造業者であるイグスンド・ペーパーボードはHolmen森林産業グループの一員であり、サステナビリティの分野で最先端を走っています。HolmenのCEO、ヘンリック・スウェーロンド（Henrik Sjölund）とイグスンド・ペーパーボードのCEO、ダニエル・ペルトネン（Daniel Peltonen）がティム・クック氏の視察に同席しました。

Holmenは、その持続可能な方法で管理された森林を業績の基軸として、世界で最もサステナブルな企業の一つに何度も選ばれてきました。クック氏はイグスンド社を訪問したあと「イノベーションとサステナブルなパッケージングにおける私たちのパートナー、@IggesundAB（イグスンド・ペーパーボード）と、スウェーデン北部にある息をのむほど美しい森林を訪れた」とツイートしています。また、Apple社のCEOは、森林の管理から完成したパッケージングに至るまでの工程を辿ったうえで、イグスンド社の森に自ら植樹を行いました。

「サステナブルな森林管理から始めることは、Holmenにとって当然のことと言えます。私たちは住宅用の木材と合わせて、80年から90年という時間枠で木々を育てます。ペーパーボード（板紙）は、森からのパルプ材と製材所からの木くずから作られています。森で原材料を育て、バイオエネルギー、紙パルプ、ペーパーボード（板紙）を生産するイグスンド社は、環境に貢献する企業の良い見本です。長期的な投資とバランスの取れたシステムに大きく投資していくことは、サステナブルな価値連鎖に必要不可欠です。イグスンド社は、合わせて70万トンのCO2を吸収しています。」世界最高の時価総額を誇る企業による視察を受け、HolmenのCEO、ヘンリック・スウェーロンドはそう述べました。

Apple社などの企業のパッケージングに使われる材料、インバーコートは、イグスンド社の工場と、管理の行き届いた森林から生まれています。

「私たちは過去400年に渡って、伝統的かつサステナブルな方法でスウェーデンの森林から採取を行い、そして森林の管理を行なってきました。すべては長期的に持続可能な森林管理が基盤となっています。私たちにとって、環境を補う方法を採用し、あらゆる段階が重要であるという価値観を基盤として考えることは、ごく自然なことなのです」HolmenのCEO、ヘンリック・スウェーロンドは説明します。

イグスンド社がApple社のサプライヤーである理由には、非常に特殊な背景があります。Apple社のパッケージングの材料供給をイグスンド社に選んだのは、Apple社の伝説的な創業者であり前CEOのスティーブ・ジョブズ氏でした。Apple社のスタッフは世界中を旅して候補となる材料を集めました。そして、サンプルがクパチーノの本社で提示されたとき、ジョブズ氏はイグスンド社のインバーコートを指してこう言ったのです。「私たちが欲しいのはこれだ」
 
脚注：

Apple社のCEO、ティム・クック（Tim Cook）氏がイグスンド社を訪れた際に、品質要件について説明するイグスンド・ペーパーボードのヨハン・グラナス（Johan Granås）とクリスチャン・ウィシアン（Christian Wisén）。©Iggesund

Holmenグループは、伐採後の補植に関するスウェーデンの法的要件を満たすため、年間3,000万本以上の苗木を生産。Apple社のCEO、ティム・クック（Tim Cook）氏がイグスンド・ペーパーボードのサステナビリティ・マネージャー、ヨハン・グラナス（Johan Granås）と、HolmengグループのCEO、ヘンリック・スウェーロンド（Henrik Sjölund）に囲まれて、手で苗木を植える植樹に取り組む様子。©Iggesund

イグスンド社

イグスンド社は、国連グローバル・コンパクト・インデックスから世界で最も持続可能性のある企業100社に選ばれたスウェーデンの林業グループHolmenグループの傘下企業です。売上は5億ユーロ超で、主力製品であるインバーコートは世界100カ国以上で販売されています。インバーコートの他にもインカダというブランドファミリーを有し、どちらも、それぞれのセグメントでハイエンド製品として位置づけられています。また、エネルギー効率の向上と製造時の化石燃料による二酸化炭素排出量の削減のために、2010年以降3億8000万ユーロを超える費用を投資しています。

イグスンド社およびHolmenグループは、化石燃料による二酸化炭素排出量を全てカーボン・ディスクロージャー・プロジェクトに報告しています。この環境データは、グローバル・レポーティング・イニシアティブによって定められた最高レベルのサステナビリティ・レポーティング標準に準じた年次報告書において欠かせないパートです。イグスンド社は1685年に製鉄所として創業し、現在まで50年以上にわたって板紙の製造を行っています。工場はスウェーデン北部とイング英国北部の2カ所にあり、合わせて1500名の従業員が働いています。

お問い合わせ先：
Staffan Sjöberg
広報マネージャー
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Iggesund Paperboard
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