Ahlstrom-Munksjö、新たな電気自動車向け高性能ろ過材の総合プラットフォームである FiltEV® を発売

/ins Ahlstrom-Munksjöは、電動車用ろ過メディアソリューションに完全特化した初の製品販売を開始し、電動化の成長セグメントへの進出を加速化させます。

自動車業界は、大気汚染とCO₂を削減する世界規模の必要性を背景に、急速な電化への転換という現状を目の当たりにしています。充電インフラが拡張し、高速で信頼性が高く便利な充電手段が利用可能となる中、電気自動車の年間2桁の成長が見込まれています。大手自動車メーカーは、今後数年間で、新製品のかなりのシェアを電気自動車で占めるようにしようと取り組んでおり、一部メーカーは、今後10年間で燃焼エンジン駆動車の製造を中止することさえ計画しています。電気自動車の生産台数は、2030年までには、小型自動車生産の 25% を締めるようになると推計されています。

Ahlstrom-Munksjö は、電気自動車用ろ過材に満たされていないお客様のニーズに対応するために、いくつかのソリューションを開発してきました。そして、これにはキャビン内の空気、トランスミッションおよび冷却システムを対象とするソリューションが含まれます。

「FiltEV® プラットフォーム」の第1弾の製品ラインナップをご紹介したいと思います」、と Industrial Filtration&New Vehiclesのビジネス開発担当ヘッドの Cedric Vallet は言います。「当社の広範な技術プラットフォームを駆使した製品群は、私たちの新たなポートフォリオの革新的な利点を強調すると同時に、この市場に対する私たちのコミットメントを示します。

そこで当社は、今後数ヶ月間で、燃料電池用のエアインテークも含め、このフィールドのソリューションのポートフォリオをさらに拡大させる予定です」、と付け加えています。

電気自動車に使用されるろ過材のマーケット規模は2030年まで年間約 35% の成長が見込まれ、最終的には約1億ユーロに達する見通しです。

電動化は、50年間にわたって自動車産業に成功をもたらし、世界中のエンジンろ過で主導的な地位を獲得してきた Ahlstrom-Munksjö にとって重要な戦略テーマです。電気自動車の普及には、単純に必要な技術以上のものが不可欠になります。また、繊維ベースの材料が広く用いられているエネルギー貯蔵ソリューションも必要です。さらに Ahlstrom-Munksjö は、セルロース、マイクロガラス繊維、特殊不織布材料についての幅広い専門知識を武器に、FortiCell® 製品プラットフォームの下であらゆるエネルギー貯蔵ソリューションを開発しています。

Ahlstrom-Munksjö の FiltEV® 製品

キャビン内の空気、冷却システムおよびトランスミッション向けのFiltEV® 製品群は、電気自動車における流体ろ過のためにAhlstrom-Munksjö による開発能力を実証します。独自の生産能力と原材料の品質向上が融合することで、人とシステムの最も信頼性の高い保護が実現され、長寿命とエネルギー効率が保証されます。

キャビンフィルタ – 車に乗る人たちのために良質の空気を実現

キャビン内の空気の質は、新世代の車両の設計において重要性を増しつつある要素です。エアフィルタは、粒子、微生物および有害ガスを濾過することで、より衛生的なキャビン環境を創造し、運転の快適性を向上させます。

Ahlstrom-Munksjö は、最も要求の厳しい要件の下で作動する、電気自動車用のキャビンフィルタにさまざまな高性能ろ材を提供します。